ハワイ島での2年間マッサージ留学を経て海辺のボディセラピーサロン・モアナブルーを営んで11年目。
人生の旅人ばななんこと西村祐子のこころとからだ、揺れ動く毎日のつれづれごと
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なぜEDGECAMPに参加しようと思ったか?
今となってはいつどこで最初にEDGECAMPのことを知ったのか、記憶が定かではない。
去年からスタートしていたこのプログラム、どこかのWebサイトの記事で読んでいたような気もするけれど、あまり自分ごととして捉えることもなく、「ふーん、おもしろいプログラムだなあー」で終わっていた。

EDGECAMPとは?


「過疎地域特化型・起業家養成プログラム」と名付けられているように、従来、IT系など都会のトンガッたブームのようでもある「起業」つまり、会社組織や何か団体を立ち上げて、収益を上げていくために、そのビジネスモデルを考え、行動を起こす(今の巷の起業ブームはそれに「投資」とか「ベンチャーキャピタル」の要素も強い気がするけれどーそれはともかく)その行動こそ、仕事がないといわれる地方に必要なものではないか?というポリシーのもと、立ち上げられた半年間のプログラム。

「変化はいつも端から起きる」とのキャッチフレーズ通り、高知県は確か人口減少率が全国トップクラス。仕事の最低賃金も沖縄に次いでワースト2位。どんどん限界集落が出来て、若者がいなくなり、老人が亡くなっていく、という、いわゆる課題先進地域。

さらにEDGECAMPを主催する土佐山アカデミーは、高知市内からクルマでアクセス30分とはいえ、人口1000人を切る旧土佐山村・ど田舎にあるまさに課題先進地域の先端ともいえる場所にある。そこで2012年から、「土佐山(旧土佐山村)」を拠点として 「人が自然の一部として生きる文化を育む」というミッションの実現に向けて 「学びの場づくり事業」「つながりづくり事業」「文化・社会づくり事業」といった事業を実施している団体。

3ヶ月間地域の人たちが講師となって学ぶプログラムなど、さまざまな機会をつくってきたのち、満を持して!はじまったのが、半年間、土佐山に住みながら、または通いながら、月に1回の合宿でメンター(アドバイザー)のアドバイスをもらいつつも、自分の力で「生業(ナリワイ)」を立ち上げるためのプログラム、EDGECAMPだった。



四国・高知・土佐山のこと


ちょうど春頃から、四国への移住というのは、自分の中でかなりはっきりした目標になっていた。5月に体調を思いっきり崩して、月に半分しかやってないサロンもお休みする日があったりして、どうもこれはいろいろなことを抜本的に変革しないといかんぞ、という気になっていた。

6月に行ったスリランカのアーユルヴェーダ施設で、からだとこころを養生し、見つめなおす中で、それまではまだ五分五分で迷っていたのが、やっぱりここ秋谷を出て、セラピストとしてサロンを運営するスタイルを一度クリアにして、関東を出て新しい生き方を探そう、という結論が出た。

何故四国?というのはまた別途じっくり書くとして、とにかく移住するなら四国かな〜とくに去年行って馴染みもある香川・高松エリアかなーなんて思っていろいろ情報を集めているときに、たまたまこのEDGECAMPの説明会の案内を見つけた。
もう募集は始まっていて、そろそろ最終説明会、締切も近いという頃だっただろうか。

移住先としては高知はあまり頭になかったけれど、もともと高知は好きな場所で、「土佐」という言葉には敏感に反応する。なぜなら実家の家の前が元土佐藩の蔵屋敷があったところで、物心ついたときから「土佐稲荷神社」「土佐公園」で遊んでいたから。


高知の田舎はほんとーーーに海と山しかなくて、サイコーに気持ちがよくて、ハワイ島に行ったとき、「なんかここ高知っぽい」と思ったほどだ。室戸岬から高知市内に向かう国道55号線なんて、クジラもいるしちょっとコナコーストみたいなイメージがある。なんとなくそういう意味で、土佐という場所にご縁があるのだなあとはずっと思っていたのだ。

土佐山は、土佐「山」っていうくらいで、超山の中だから、海の匂いはしないけれど、そんな山の中で、仕事を創りだそうというスクールがあるなんて、酔狂・・・いや素晴らし過ぎる、と思った。しかも昨今の地方創生ブームに関係あるかどうか知らないけれど、日本財団の支援もあって、レジデンスコース(半年間滞在しながら学ぶ)なら、半年間の授業料とシェアハウス代が無料!!という太っ腹すぎる企画だ。

いきなりここに完全移住する勇気はないけれど、自分が今思っているプロジェクトを試すには、よいフィールドかもしれない。それに、自分一人では到底できなさそうなことも、応援しサポートしてもらえる仕組みがあるというのは、キッカケだけでなく、実際に非常にありがたい力になるのだろうなと感じた。


説明会〜応募、面接へ



最初は、へえ〜すごい企画だなーと他人事だったこのプログラムだったのが、あれ?これって四国じゃない?とあるとき気づいたのだった。 四国移住っていっても、アテも何も現状あるわけじゃない今、キャンプ好きで野生のオンナと言われる私ももともとは大阪のど真ん中出身の都会っ子、イナカのしきたりとかをなるべく避けて生きて来た身としては、とりあえず半年間、限界集落とやらに住んでみて、プロジェクトを進めてみるのは、結構体験として濃そうだし、かなりオモシロイんじゃないか?と思い始めた。

東京で行われる最終説明会は、もう数日後に迫っていた。



 
ゲストハウスの取材で、日本国内あちこち旅をしたこの2年、それが良い悪いは別にして、ゲストハウスがこれからどんどん増えるだろう、という私の読みは当たり、 その流れと呼応するかのように、「地方創生」「IターンUターンJターン」みたいなことがにわかに注目を浴びるようになってきた。

でもこれは、ブームという誰かが作ったような流れではなくて、やはり2011年3月の東日本大震災を経て、原発事故を体験し、今まっただ中の安保法案改正の流れから、「会社や国に頼らない」「自分で立って生きていく」という生き方のほうがいいじゃないか、と思う人が増えているからだと思う。


私自身は、地方!移住!とかは全然思ってなく、田舎暮らしっぽい生活といえば、ここ秋谷での生活スタイルは、地元の直売所で野菜買ったりして、都会に出ずに過ごすという、ある種ほぼ田舎暮らしに近いものだし、そういう意味では、都会じゃないところで起業している自分は、既に経験者とも言える。

説明会に出て、応募書類を提出し、Skypeで面接、というのを経て選考結果が知らされるのだけれど、そのときにも「どうして既に個人事業主としてやられているあなたが何故またこのようなプログラムに参加したいのか?」という主旨のことを聞かれた。

でも、都会と田舎(という対立関係でもないと思うけど)では、いろいろわけが違う。そもそも誰も知らないところにえいっと飛び込むのは、都会でだって勇気がいるけど、閉鎖的と言われる地方都市、集落では更にアウェイ感半端ない。そうしたところをこのプログラムがサポートしてくれるのなら、こんなにありがたいことはない。面接でもそんな話をしたことを覚えている。


EDGECAMP2015・9/27〜スタート!



そんなわけで8月下旬、レジデンスコースの合格通知を無事いただき、あっという間に来週末より高知・土佐山入りすることになった。

レジデンスといっても、一応まだ完全移住はせずに往来しつつ、と思っているので、まだ何の用意もできていない。少しずつアカデミー事務局の方から「生活の手引き」みたいなものが送られてきたりして、そうかあ、私はここに半年間滞在するのかあ・・・とまだ半分他人事のようながら、少しずつその事実に慣れようとしているところ。

メンターのみなさんは、既に知人になっている方もいるのだけれど、とにかく一度ゆっくりお話してみたいなーって思える方ばかりなので、そうした人と一緒に合宿スタイルで話ができるだけでも、参加する価値はあるんじゃないかなって思っている。


私は今まで、ボディセラピーサロン・モアナブルーにしても、旅企画ユニットDOORSにしても、完全に個人プレーというか、あまり大きなPRなどをせずに、コツコツとブログやネットや口コミだけで商売をしてきた。今回は、どういうかたちになるかはわからないにせよ、ある程度マスに向けてのPRをしていくことになる。

ゲストハウスプレスの活動も、非常に地味に、どこかの企業とタイアップすることもなくマイペースにやっていて、それはそれで心地がよいものではあるけれど、どこかそのことに対して、自分自身「甘いんじゃないか」「ゆるすぎないか?」という思いもあったりする。

これから半年、自分の考えたプロジェクトを、いろんな人に見て評価していただいたり、実際に動かしていくことで、私のそうした不得意分野のところが、ブラッシュアップされていくといいなと思う。出発までに移住女子日記(仮題)のブログに移行できるかはかなりビミョーなところだけれど、とにかく少しずつ、ブログ更新の頻度を上げて、これからもレポートしていくので、どうぞお楽しみに!

写真はすべてハワイ島にて撮影
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