ハワイ島での2年間マッサージ留学を経て海辺のボディセラピーサロン・モアナブルーを営んで11年目。
人生の旅人ばななんこと西村祐子のこころとからだ、揺れ動く毎日のつれづれごと
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久しぶりの三崎でライブな1日。
先日アップしたWordPressというCMS(コンテンツマネージメントシステムというらしい)のテンプレートや普通のHTMLのテンプレートを使って、最近いくつかのサイトを制作しているのだけれど、ここ1週間ほど取り組んでいたのは、自分のビジネスサイト。モアナブルーオフィスとして、今もこっそり作ってあるのだけれど、ここ2年ほどほとんど動かしてなく、もうちょっと今のエネルギーに合ったものを、と思って、連日四苦八苦していた。

それがやっと一段落して、今週中には公開できそうかなっていうところまできたそのタイミングの7/12日の日曜日、久しぶりに大好きな三崎へと足を運んだ。

三崎とは、三浦半島の一番奥というか南というか端っこにあるまぐろで有名な港町。
ここに6年ほど前からMP(ミサキプレッソ)という小さなバルをつくった音楽プロデューサーでありマスターの藤沢さんとお話しするのが大好きで、ちょくちょく通っている。

ここ半年ほどはご無沙汰していたのだけれど、そんな藤沢さんからの案内で、やはりこのお店がご縁となって知り合った久保田洋司さんが三崎の「貝がらホール」でLIVEをすると知り、それはもう絶対行かなくては!!と日曜日の午後、新車で買ってまだ3年なのにもうサビサビになって年季モノ風な水色のリトルカブに乗って会場に向かった。

三崎港

久保田さんとMPで出会ったときの話は以前ブログに書いたのだけれど、本当に不思議なご縁で、それからあともFacebookで繋がってときどき交流したりしていた。あれはまだ震災前、もう5年前になるのがビックリだけれども、その頃はどちらかというとジャニーズを中心に作詞家としての活動が多かった久保田さんが、最近は「元」ではなく、「再スタート」というかたちで80年代にやっていたバンドThe東南西北(トンナンシャーペーと読みますよ)の楽曲を再録音発売したり、いろんなミュージシャンの方とコラボしたLIVEもよくされているのを拝見していた。

いつかそのうちLIVE行きたい、そのうちそのうち、と思ってはや数年。ちゃんとチャンスはふらりと最高のかたちでやってきた。そう、久保田さんと出会った三崎で再び、そして念願の生歌をライブで聴けるというかたちで。

そのタイミングが今っていうのは偶然じゃない気もがした。



なぜかというと、ここ最近昔から私が大好きだとこっそり言い続けていた偉大な作詞家「松本隆」さんが作詞家生活45周年ということで、大々的にマスコミにも取り上げあられ、BRUTUSで一冊特集されちゃったり、トリビュートアルバムがまた出たり、来月記念コンサートを東京国際フォーラムのデカイホールで2日間やることが決まっていたりして、そのCDを聞いていて、自分的松本隆ブームが再燃していたときだったからだ。

私的永久保存版になりそうなBRUTUS 特集松本隆

松田聖子の中期の楽曲の作詞をほとんど一手に引き受けていた松本隆さん。当時、半年に1枚アルバムを出していて、小学校高学年の頃から中学あたりまでの数年間、出来たばかりの貸レコード屋(←まだそんな時代)に通ってテープにダビングして、聞いていたその楽曲の歌詞がキラキラと輝いているようで、まるで聴いているとその情景が浮かぶようなその歌詞がとりわけ素晴らしいことに気づいたのはいつだったのだろうか?

なんとなく彼の書く詞と、聖子ちゃんがそこで歌う世界は、少女マンガの中の世界のようで、透明感のある歌声と、彼女が歌う異国やリゾートや自分よりちょっと上の高校生とか大学生の恋、みたいな世界(セイシェルの夕陽が海に沈む、とか、バイトしてたと思ったら私へのプレゼント買うためだったのね、とかピンクのスクーターであなたに会いにいくわ、とかそういう世界)に憧れ、ハマりまくったのだった。そしてその作曲を担当している人たちの音楽にも興味を持って・・・。

私の松本さん好きはそこから始まっているのだが、松本隆さんは、当時高校卒業後のアイドルバンド的な売られ方をしていた東南の楽曲の作詞もかなりたくさん手がけておられて、自伝的映画「微熱少年」でも挿入歌としてかなりイイところで使うなど、久保田さんの才能をすごく買っていたらしい。

(ちなみにこないだご本人は「あれが学校の先生ならえこひいきだって怒られるくらい」と言われてたけど、松本さんはもちろんえこひいきでもなんでもなく、本当に久保田青年(当時19歳?)の才能を買っておられたのだろう。そしてきっと今はそれがハナレグミの永積タカシさんなのかなと勝手に想像。どちらも声質が素晴らしいし共通点をなんとなく感じる)

一度聴くと3回はリピートして聴きたくなる名曲中の名曲
「君の名前を呼びたい」

小説は読んだんだけど実はこの映画を観た記憶はない・・・。

これは松本さんの歌詞も、久保田さんのなんとも言えない歌声も素晴らしいのだけど、でも思うにこのメロディが同じくらい素晴らしいと思う。歌詞のサビは君の名前を呼びたいって3回連呼してるだけなのに(笑)なんでこんなに切なくなるんだ、その胸キュンの一部は間違いなく、最初のイントロやメロディも負けてない。

ついでに今、10年以上前に出された風街図鑑というコンピレーションアルバムの解説書に掲載されてる内心、Thank youの松本さんのコメントを引用してみると
”THE東南西北の久保田(洋司)君の声も人柄も、好きで。自分でも愛着のある歌なんだ。・・・”と書かれていた。、松本さん、久保田さんのこと、どんだけ好きなんだ(笑)でもこの文章を以前読んでいたからこそ、たぶん三崎で初めてお会いしたときに、もしやこの人!!って気づけたのだろうけれど。

そんなわけで、めちゃめちゃ前置きが長くなったけど、昨日そんな久保田洋司さんの初めてライブで、超近くでチェロの郷田祐美子さんとのユニット「鼓動は三拍子」で2時間半たっぷり歌を聴いて。


私は、東南時代の歌も大して知ってるわけでもないけれど、初めて聴く楽曲も、チェロとのコラボっていうのも素晴らしく、またサウンドミキサーとして後ろで音を調整していた藤沢さんも「なんとかこの場所で最大限よい歌をよい状態で聴いてもらいたい!」と一曲ずつセッティングも変えておられたこともあるのか、会場全体があったかい雰囲気だったからか、とにかく幸せな空気がその場を包みこんでいた。

途中で「内心、Thank you」と「君の名前を呼びたい」を連続で歌われた時にゃ〜、なんというか、まったく恋してなくても恋をしているときのあの感じ、のボルテージが最高潮!いや〜生きててよかった!(大げさ)と感動。

聴きにこられてた人たちは、たぶんもう何十年も久保田くんのファンです!っていう筋金入りの方が多かったと思うのだけど、カップルで見にこられてたり、なんというかファンの方もまたステキな感じで、久保田さんのそうした方への対応もさり気なく素晴らしく。だいたいライブが終わったあとに乾杯会しましょうとか普通ないよね?たぶんですが。(しかも追加のフィーも取らずですよ!)

ミサキドーナツでの乾杯会の様子。のんびりマッタリ〜サインなど書いてもらいつつ

ミュージシャンてやっぱりすごいなあ、2時間半、トークも含めて休憩もなし、しかも歌とギターとチェロだけで聴いている人を別の世界へ連れていく。その気力体力&能力。全部が素晴らしいと思った。

もともと私はそんなに音楽に詳しいほうではなく、あくまでマニアックな好みで80年代の松本隆を中心にした広がりの音楽が今も好きだという程度。洋楽も邦楽も、もともとライブもほとんど行かないし、アイドルやバントの追っかけしたりファンクラブに入ったこともない。

けれど、10年位前に近くの葉山の海の家で「ライブの演奏って、生で聴く音楽って素晴らしい。」って思ってから、それからこういう小さなライブはちょこちょこ経験するようになった。CDで聴く(今はiTunesとかYouTubeもか)完成された音と言葉(←ここがポイントで、最近の歌は歌詞が超つまんない。だったらいっそインストのほうがいい)を楽しむのもよいけれど、ライブのそれはまた全然違って、特に小さいハコだとなんというかお客さんとその場の空気、雰囲気と、演奏したり歌ったりする人のエネルギーが全部一体化してその場の空気を作り上げる感じがあって。


音楽業界が今誰もCD買わない、ヤバイってなってるけれど、ほぼすべての業界と同じように、とにかく目の前のお客さんをウルトラ満足させること、それをコツコツ続けることが次に繋がるんだと思う。昔みたいな「お金かけて、テレビで売ってPRして大ヒットドーーン!」みたいなのは、観光業界や、地域起こしみたいなのとか、飲食、物販、ジャンルを問わずこれからはますますなくなって、本当によいものを、地味に提供し続けるしか道はないのだろうと思う。そして今ちゃんと長く売れている人は、その時々でそういう空気に踊らされず、真摯に向き合い続けているに違いない。

それは例えば観光業界でいうと、団体さんでホテルで宴会取ればOKみたいな「ラクでオイシイ」昔を知ってる人からすると、ひたすら地味で地道で元も取れないようなことなのだけれども、そうしたことを地道にまとまってやれた場所だけが、今また人が来るようになっている。

きっと音楽の世界も同じで、規模が小さくても、武道館とかじゃなくても、同じくらいのエネルギーで、目の前の観客に最大限のパフォーマンスをされていた「久保田洋司と郷田祐美子の”鼓動は三拍子”2015 SUMMER TOUR」。突然クローズアップされた今年の松本隆さんじゃないけど、いつか気がつけばきっと、もっとすごい場所に突然立ってられるんじゃないかなあって思う。


ツアーは始まったばかりで、全国のライブハウスなどで公演されるようなので、機会があれば是非。※久保田洋司の「今日の出来心」←ほとんど毎日更新されてるオフィシャルブログ

ちょっと散漫に書いちゃったけど、とにかくとってもハッピーな、三崎の1日だった。


あ、そうそう、私の作詞家松本隆愛(笑)も相当すごいらしく、ものすごい引き寄せをしてしまった。迷いまくったけど結局買わなかった来月の風街レジェンド2015(ライブ、定価12,000円だったのにすでに抽選完売のプレミア)に、なんとチケットが1枚余ってるから一緒に行く?と、ライブでご一緒した方に声かけていただき、見に行けることに!願えば叶う、これホントです。








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