ハワイ島での2年間マッサージ留学を経て海辺のボディセラピーサロン・モアナブルーを営んで11年目。
人生の旅人ばななんこと西村祐子のこころとからだ、揺れ動く毎日のつれづれごと
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初めての高知・中山間地域、土佐山の日々〜出発編

高知・土佐山にて行われた中山間地域起業家養成プログラムEDGECAMP2015、第一回目の3日間が終わった。あっという間に終わった感もあるけど、あれやこれやと動きまわり、感じて、頭を捻り、もう10日ぐらいは滞在しているような濃密な時間感覚だった。


土佐山は平地がほとんどないのです!

9月末より第1回目がスタートした土佐山アカデミー主催EDGECAMP。第1回講義がスタートする前日に高知入りすることに。


焦りまくった高知出発の朝

JALのマイレージ特典航空券を使った高知行きの便。出発前日興奮してか?あまりよく眠れず、大した準備もできないまま就寝し、ふと朝になっているのに気づいて時計を見ると、なんとそこに表示されていたのは、7:25。それは出発しようとしていた時間!

ヤバイ!絶対遅れちゃいけない!ということで、慌てふためきつつとにかく化粧もせず15分で準備をし、もし万が一間に合わなかったときのリスクヘッジを飛び乗ったバスの中でぐるぐると考えつつ駅へ。なんとかギリギリ間に合う電車に乗れ、ほっと一息・・・。最初からギリギリな幕開けになってしまった。



高知龍馬空港へ


東京から高知行きの飛行機の飛行時間は1時間15分程度。あまり大阪行きと変わらない。高知龍馬空港に到着したのは午後1時30分頃。なんでも龍馬をつけるそのネーミングセンスはいいのか悪いのか・・・(笑)とにかくその後リムジンバスへまずは高知駅へ。

高知県には何度か行ったことがあるけれど、室戸あたりのことが多く、高知市内の記憶はほぼない状態で桂浜に行ったかな〜?という程度。いつも旅をするときはそれなりに事前準備というか、下調べを少しはするのだけれど、今回はEDGECAMP参加が決まってから約1ヶ月、今の家をどうするか?とか別の拠点をどうするか?サロンどうする?とか、他に考えることがいっぱいあり、高知市内や土佐山のことについて調べているひまがなかった。


リムジンバスで約40分、高知駅到着。ちょっと遠い?高知駅前は思ってたよりは大きいターミナル駅かな、というところ。「高知家」というネーミングで観光客誘致のキャンペーンをやっていて、真新しい観光案内所や龍馬がゆくの体験ミュージアムみたいなのもあった。


やたら歩道が広い高知駅前正面

高知市街から土佐山地区までのバスは1日5,6本程度。朝と夕方が多く昼間は少ない。16時台のバスで行くことにしていたので、3時間ちょっと時間があった。確かひろめ市場というのがいいと小耳に挟んでいたので、目の前を走る市電に乗ってその場所らしきところへと向かってみることにした。


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移住というより多拠点居住。
先日の記事では、この11月でサロンを閉めて移住するっていう、かなりわかりやすくするために単純化して書いたのだけれども、実のところはそんな単純な図式でもない。そして、それこそがこれから最も需要がある上に、やりやすい移住のあり方なんじゃないかな、と思っている。

移住のカタチが変わってきている。


今までは、「都会」「田舎」っていう図式があって、都会暮らしに疲れたから緑の多い田舎へ、とかそういうわかりやすい移住のかたちがほとんどだったと思う。

けれど、LCCや格安バスなどの安価な交通機関の発達や、ライフスタイルの多様化といったさまざまな要因もあって、もっと自由に「行ったり来たりしたい」っていうニーズはいっぱいあるはず。ゲストハウスプレスのインタビュー第1回でお話を聞いた新潟・山ノ家のおふたりの「二拠点居住」の生き方はさすが最先端、2012年の段階でそれをやられているのが凄い、と改めて思う。


私のパターンもそれにちょっと近くて、完全に一カ所に移住!というのではそもそもない。(と、思う。その辺も未確定のまま走ってる)今のところ、まず足がかりに高知でのEDGECAMP参加。そこでのシェアハウス暮らしをしつつ、今の秋谷の家も、今のところ年内までは間違いなくいて、ここから3ヶ月は行ったり来たりする生活になる。白→黒 みたいなハッキリした感じではなく、徐々にグレーから黒っぽくなっていく、みたいな?


そうなると、短期的にみるとこの3ヶ月は既に二拠点居住、ということになる。
そうやってある種の「お試し」ができるというのは、非常にスタートを切りやすいなあと思うのだ。「やってみなきゃわからない」のだから、スタートさせるのは大事なことだけど、その際に「今までの生活をいきなり全部捨てて来ないとダメ」なんてルールは、本来ならないはずなので、(故郷に錦を・・・の逆バージョン的な感覚なのかな、これって)こういうグレーな時期は大事なんじゃないかな、と思う。


移住のあり方も、仕事のあり方も、千差万別。



私のパターンはすごく特別で、今すでにある種の地方移住者みたいなもんで、ハワイ島から帰ってきて、好きだったけど何の縁もゆかりもない場所で10年前にサロンをスタートさせた。
ここは関東近辺だけど、別荘と移住者と古くからの住民がミックスしている土地柄で、お祭りなどで募金が回ってくるなど地元愛や漁民農民のしきたりなどもかなり強いんじゃないかと思われる。

家族がいて子どもがいてという家庭なら地域にぐっと入っていくチャンスがあるのだろうけれど、私の場合は結果的にシングルなまま、なるべくそこを避けて通ってきたので、今でもほとんどそういう町内会的な組織にも必要最低限しか参加せず、それがまあなんとなく許される状況(知らないだけかもしれないけど)にあった。

なので、地方移住をすでにやっているとも言えるし、まだ全然ディープな世界を知らないとも言える。そこから拠点を移すにあたっても、今の仕事を完全に捨てる、とか止めるというの選択肢でもなく。いっそそのほうが思い切った選択肢が選べる気もするのだけれど、とにかく今までの仕事を、形を変えつつもやれる方向性、というのを考えながら、新しい事業?を考え、立ち上げるという、結構な難問にとりかかっているような感覚がある。


「地域おこし協力隊」という形で新しい何も知らない場所に移住する人もいる。
私のように、たまたま起業支援スクールを山間部でやってる土佐山アカデミーのような場所を知り、そこから動き出す人もいるだろうし、各地で最近やってるリノベーションスクールに参加したのがきっかけで、とか、好きなゲストハウスが出来て、通うようになってみたいな人もいるだろう。

個人の生き方がそれぞれ変わってきているのだから、理由も、仕事も、万人に共通する最適な回答というのはなくて、それぞれにとっての最適解を自分で探すしかない。


つづきます
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なぜEDGECAMPに参加しようと思ったか?
今となってはいつどこで最初にEDGECAMPのことを知ったのか、記憶が定かではない。
去年からスタートしていたこのプログラム、どこかのWebサイトの記事で読んでいたような気もするけれど、あまり自分ごととして捉えることもなく、「ふーん、おもしろいプログラムだなあー」で終わっていた。

EDGECAMPとは?


「過疎地域特化型・起業家養成プログラム」と名付けられているように、従来、IT系など都会のトンガッたブームのようでもある「起業」つまり、会社組織や何か団体を立ち上げて、収益を上げていくために、そのビジネスモデルを考え、行動を起こす(今の巷の起業ブームはそれに「投資」とか「ベンチャーキャピタル」の要素も強い気がするけれどーそれはともかく)その行動こそ、仕事がないといわれる地方に必要なものではないか?というポリシーのもと、立ち上げられた半年間のプログラム。

「変化はいつも端から起きる」とのキャッチフレーズ通り、高知県は確か人口減少率が全国トップクラス。仕事の最低賃金も沖縄に次いでワースト2位。どんどん限界集落が出来て、若者がいなくなり、老人が亡くなっていく、という、いわゆる課題先進地域。

さらにEDGECAMPを主催する土佐山アカデミーは、高知市内からクルマでアクセス30分とはいえ、人口1000人を切る旧土佐山村・ど田舎にあるまさに課題先進地域の先端ともいえる場所にある。そこで2012年から、「土佐山(旧土佐山村)」を拠点として 「人が自然の一部として生きる文化を育む」というミッションの実現に向けて 「学びの場づくり事業」「つながりづくり事業」「文化・社会づくり事業」といった事業を実施している団体。

3ヶ月間地域の人たちが講師となって学ぶプログラムなど、さまざまな機会をつくってきたのち、満を持して!はじまったのが、半年間、土佐山に住みながら、または通いながら、月に1回の合宿でメンター(アドバイザー)のアドバイスをもらいつつも、自分の力で「生業(ナリワイ)」を立ち上げるためのプログラム、EDGECAMPだった。



四国・高知・土佐山のこと


ちょうど春頃から、四国への移住というのは、自分の中でかなりはっきりした目標になっていた。5月に体調を思いっきり崩して、月に半分しかやってないサロンもお休みする日があったりして、どうもこれはいろいろなことを抜本的に変革しないといかんぞ、という気になっていた。

6月に行ったスリランカのアーユルヴェーダ施設で、からだとこころを養生し、見つめなおす中で、それまではまだ五分五分で迷っていたのが、やっぱりここ秋谷を出て、セラピストとしてサロンを運営するスタイルを一度クリアにして、関東を出て新しい生き方を探そう、という結論が出た。

何故四国?というのはまた別途じっくり書くとして、とにかく移住するなら四国かな〜とくに去年行って馴染みもある香川・高松エリアかなーなんて思っていろいろ情報を集めているときに、たまたまこのEDGECAMPの説明会の案内を見つけた。
もう募集は始まっていて、そろそろ最終説明会、締切も近いという頃だっただろうか。

移住先としては高知はあまり頭になかったけれど、もともと高知は好きな場所で、「土佐」という言葉には敏感に反応する。なぜなら実家の家の前が元土佐藩の蔵屋敷があったところで、物心ついたときから「土佐稲荷神社」「土佐公園」で遊んでいたから。


高知の田舎はほんとーーーに海と山しかなくて、サイコーに気持ちがよくて、ハワイ島に行ったとき、「なんかここ高知っぽい」と思ったほどだ。室戸岬から高知市内に向かう国道55号線なんて、クジラもいるしちょっとコナコーストみたいなイメージがある。なんとなくそういう意味で、土佐という場所にご縁があるのだなあとはずっと思っていたのだ。

土佐山は、土佐「山」っていうくらいで、超山の中だから、海の匂いはしないけれど、そんな山の中で、仕事を創りだそうというスクールがあるなんて、酔狂・・・いや素晴らし過ぎる、と思った。しかも昨今の地方創生ブームに関係あるかどうか知らないけれど、日本財団の支援もあって、レジデンスコース(半年間滞在しながら学ぶ)なら、半年間の授業料とシェアハウス代が無料!!という太っ腹すぎる企画だ。

いきなりここに完全移住する勇気はないけれど、自分が今思っているプロジェクトを試すには、よいフィールドかもしれない。それに、自分一人では到底できなさそうなことも、応援しサポートしてもらえる仕組みがあるというのは、キッカケだけでなく、実際に非常にありがたい力になるのだろうなと感じた。


説明会〜応募、面接へ



最初は、へえ〜すごい企画だなーと他人事だったこのプログラムだったのが、あれ?これって四国じゃない?とあるとき気づいたのだった。 四国移住っていっても、アテも何も現状あるわけじゃない今、キャンプ好きで野生のオンナと言われる私ももともとは大阪のど真ん中出身の都会っ子、イナカのしきたりとかをなるべく避けて生きて来た身としては、とりあえず半年間、限界集落とやらに住んでみて、プロジェクトを進めてみるのは、結構体験として濃そうだし、かなりオモシロイんじゃないか?と思い始めた。

東京で行われる最終説明会は、もう数日後に迫っていた。



 
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